2015年6月1日
12.5cm長焦点屈折望遠鏡の開発について
株式会社 五藤光学研究所の子会社、五藤テレスコープ株式会社(取締役社長:鈴木雅晴、東京都府中市)
は口径125mm長焦点屈折望遠鏡 GTL125/1200APO (仮称) を数量限定発売の予定で開発中です。
鏡筒外観
■概 要
形 式 2枚玉 EDアポクロマート 屈折望遠鏡
有効径・焦点距離 D=125mm f=1200mm (口径比 1:9.6)
光学設計・研磨は五藤光学研究所にて実施
対物レンズコーティング 全面マルチコート 第1面は撥水・防油コーティング
鏡筒外径 140mm
本体重量 約9kg(計画値)
対物フード 外径160mm 伸縮機構付き
接眼部 ラック&ピニオン式 2.7インチ (1:10減速微動付) 2インチサイズ対応
販売価格 未定 (鏡筒バンド・アリガタ・ファインダー台座付 ※ファインダー含まず)
発売開始日 未定
製造数(予定) 25台
※外観と仕様は変更になる場合があります
※鏡筒バンドはビクセン SX鏡筒バンド140mmDX アタッチメントプレートWT 金属製キャリーハンドルを想定
■開発にあたって
五藤テレスコープ株式会社は眼視による天体観測を楽しんでいただく天体望遠鏡として、口径100mm屈
折望遠鏡 GTM100/1000APOを限定販売し好評をいただきました。その後も天文マニアからは大口径屈
折鏡筒についても希望する声が寄せられました。
本機はGTM100/1000APO同様眼視重点設計の2枚玉F9.6EDアポクロマートレンズを採用し、低倍率から
高倍率をバランス良くカバーする長焦点屈折望遠鏡です。昨今の短焦点化・フォトビジュアル化が進む中で
は貴重なスペックとなっています。また対物レンズは2枚玉とすることで、光学系の温度順応もしやすく実用
性を考慮した望遠鏡を目指します。