●会話のつづき
kon:他には、日本の空が明るくなりひとみ径7mmのスペックが生かせなくなったとか、双眼鏡の市場がポロ型でなくダハ型が売れすじで
ポロ型そのものがかつてより衰えているとかあるかも知れません。

suzu:どうして実視界が狭くなったのだろう。双眼鏡は視界の広さが魅力なのに・・・

kon:コンパクトにするためにプリズムハウスが小さくなっている上に、接眼レンズもメガネをかけたままで見たいニーズからハイアイポイ
ントになってその影響みたいですね。カメラ量販店でデモ機を見ますがのぞきやすいのですが、それ以上に視界が狭くてつまらないです。

suzu:もしも、実視界10度の7×50なんてあったら、天の川を見たら視野が星々で埋め尽くされ、宇宙飛行士が宇宙でみたような星空が
見えて楽しいなと思うのだが・・・・

kon:あったら、確かにすごいでしょうけど、視界を確保するためにプリズムや接眼レンズが大きくなりすぎてバカでかいサイズになってし
まいそうですね。あとは価格もかなり高くなりそうな気がします。

社長のsuzuも私もそれなりに双眼鏡については経験や知識もあるので話は尽きません。
でも最近の天文マニアの方はこのクラスの双眼鏡についてどう思っているのでしょうか?


●プロジェクト開始
ミーティングと調査に基づいて下記の2種類の双眼鏡を開発することになりました。
おおまかなスペックは下記の通りです。

A. 天体観測を意識したオールマイティタイプ

・携帯性を考えて 倍率7-8倍 口径40mm程度
・ただし視界は広視界のもの  (見かけ視界旧来表示で60度以上)
・ダハプリズム式でセンターフォーカス式
・コーティングはフルマルチコート
・補助プリズムは増反射コート フェイズコートを装備
・窒素ガス封入の防水型
・重量700g以下

B. 天体用

・天体用の定番 7倍50mm
・視界は超広視界 (見かけ視界旧来表示で70度を目標)
・光学性能を優先し、ポロプリズム式でセンターフォーカス式
・コーティングはフルマルチコート
・窒素ガス封入の防水型
・重量 1500g以下
・ネビュラフィルターが取り付けられるようにするetc…



●双眼鏡の名前は・・・・

最初に書きましたが、「天の川を見たら視野が星々で埋め尽くされ、宇宙飛行士が宇宙でみたような星空を見る」とコンセプトから
名前(スタークルーズ)とデザインを作成しました。天体を意識して月・星をロゴに取り入れています。



●原村と胎内星まつりで掲示した StarCruise750の掲示内容について  詳しくはこちら

StarCruise750のコンセプト

・天体観測のスタンダート 7倍50mm
・実視界10度 見かけ視界70度(旧 JIS表記)
・アイピース取り外し可能。スリーブは31.7mmアメリカンサイズのため市販のアイピース取付可
・ネビュラフィルターを取付可能にするためフィルターネジを確保

・視界の70-80パーセントの星像を点に


●StarCruise750外観案 ※星まつり時 ポロT型 → ポロU型に変更しプリズムハウスをダウンサイズ
外観案画像を追加・更新






●StarCruise750 光学・筐体設計完了部品展開図を追加・更新←NEW!!